特集 急性虫垂炎:診断,治療,研究
Superb Micro-vascular Imagingを用いた急性虫垂炎における虫垂壁の血流評価
小坂 征太郎
1
,
東間 未来
1,2
,
浅井 宣美
2
,
益子 貴行
1
,
矢内 俊裕
1
Seitaro Kosaka
1
,
Miki Toma
1,2
,
Nobuyoshi Asai
2
,
Takayuki Masuko
1
,
Toshihiro Yanai
1
1茨城県立こども病院小児外科
2茨城県立こども病院小児超音波診断・研修センター
pp.730-733
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000509
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はじめに
Superb Micro-vascular Imaging(SMI)はキヤノンメディカルシステムズ社により開発された新たな血流表示技術であり,高感度,高分解能,高フレームレートという利点があり,従来の血流評価機能であるカラードプラ―やパワードプラ―(PD)では描出困難であった微細血流を表示することが可能となった1)。SMIは低流速検出能に優れた血流イメージングを提供できるため超音波検査(US)の各領域で活用され,腫瘍性疾患・炎症性疾患・血流障害などの早期診断や治療方針の決定などをサポートし,より感度のよい確かな診断に貢献することが期待されている。
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