特集 小児内視鏡外科手術と医療安全
小児の内視鏡外科手術における静電沈着技術を用いた手術視野の安全管理
渡邉 揚介
1
,
益子 貴行
1
,
矢内 俊裕
1
,
東間 未来
1
,
清水 徹
1
,
笈田 諭
1
,
清水 咲花
1
Yosuke Watanabe
1
,
Takayuki Masuko
1
,
Toshihiro Yanai
1
,
Miki Toma
1
,
Toru Shimizu
1
,
Satoru Oita
1
,
Sakika Shimizu
1
1茨城県立こども病院小児外科
pp.247-250
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000750
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はじめに
エネルギーデバイスを使用した際に生じるサージカルスモーク(以下,スモーク)の存在は,内視鏡外科手術においては視野不良による合併症発生のリスクとなりうる。さらに,発生したスモーク内にエアロゾルとして存在する発がん物質を吸引することのリスク1)や,近年では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者におけるウイルスの漏出による医療スタッフへの健康被害2)が報告されるなど,医療者・患者双方にとって安全性を損なう要因と認識されている。
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