特集 小児外科疾患に関連する症候群
Bardet-Biedl症候群
藤村 匠
1
,
西袋 剛史
2
,
三島 芳紀
2
,
朝戸 信家
2
,
上牧 勇
2
Takumi Fujimura
1
,
Tsuyoshi Nishibukuro
2
,
Yoshinori Mishima
2
,
Shinya Asato
2
,
Isamu Kamimaki
2
1国立病院機構埼玉病院小児外科
2国立病院機構埼玉病院小児科
pp.368-371
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000406
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はじめに
Bardet-Biedl症候群(BBS)は肥満,知的障害,網膜色素変性症,腎尿路奇形,性腺機能低下,多指症・合指症などの臨床症状を特徴とする,「繊毛病」と呼ばれる症候群に分類される常染色体潜性(劣性)遺伝性疾患である1)。本疾患は,他にも小児外科に馴染みのある臨床症状としては停留精巣やHirschsprung病,肝線維化による肝硬変を合併するとされている1)。
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