特集 診断困難な小児外科症例:早期診断へのポイントとヒント
新生児原発性小腸捻転症
奥山 直樹
1
,
村田 大樹
1
,
内山 昌則
2
Naoki Okuyama
1
,
Hiroki Murata
1
,
Masanori Uchiyama
2
1新潟県立中央病院小児外科
2白根大通病院総合診療科
pp.1061-1065
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000274
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はじめに
小腸捻転症は原発性と続発性に分けられ,続発性小腸捻転症は小児外科医が多く経験する腸回転異常症に続発する中腸軸捻転と,その他の器質的異常に続発する小腸捻転である。これに対し原発性小腸捻転症は捻転の誘因となる器質的異常を伴わない小腸捻転とされる1~6)。
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