特集 小児外科を取り巻く最新テクノロジー
胎児医療・胎児再生医療と医工連携
渡邊 美穂
1
,
小西 聡
2
Miho Watanabe
1
,
Satoshi Konishi
2
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座小児成育外科学
2立命館大学理工学部機械工学科
pp.1036-1040
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000260
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Ⅰ.胎児治療とは
先天性疾患のなかには,胎児期に致死性となる疾患や新生児期の治療では予後不良もしくは不可逆的障害が残存するような疾患が存在する。胎児治療とは母体を介して子宮内の胎児に行われる治療であり,上記のような疾患に対して母体の安全を確保しつつ胎児への有効性が担保できる場合に,生存率や機能の改善を目的として行われる。
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