特集 症例から学ぶ! 小児臨床超音波
見落としがちな難易度の高い症例
梨状窩瘻
浅井 宣美
1
,
木村 翔大
2
,
東間 未来
1,2
ASAI Nobuyoshi
1
,
KIMURA Shota
2
,
TOMA Miki
1,2
1茨城県立こども病院超音波診断・研修センター
2茨城県立こども病院小児外科
キーワード:
化膿性甲状腺炎
Keyword:
化膿性甲状腺炎
pp.409-411
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002681
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受診するまでの経緯
【症例】8歳 女児
左頸部の有痛性腫瘤。
左頸部に腫瘤と軽度の疼痛が出現したため近医を受診した。左頸部に長径27 mmの腫瘤を認め,頸部のリンパ節炎が疑われ,抗菌薬を5日間内服し腫瘤はいったん消失した。数か月後に再度同部が腫大して2日後に自壊・排膿した。くり返すため当院を紹介受診した。

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