特集 小児の便秘:最近の知見
プレバイオティクスとプロバイオティクスによる便秘治療
山本 陽子
1
,
永田 智
1
Yoko Yamamoto
1
,
Satoru Nagata
1
1東京女子医科大学小児科
pp.385-387
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000102
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はじめに
新生児期から成人までの期間において,小児期には腸内細菌叢の変化が起き,各年齢での便秘の原因は異なる。小児でも便秘により生活習慣に影響を及ぼしてしまうことがある。生活習慣の改善,下剤などの薬物治療や浣腸などをバランスよく使用し,症状は一過性で改善が見込めることが多いが,時に外科的介入が必要になることや,Hirschsprung病など基礎疾患を見つけるきっかけになることがある。
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