特集 先天性囊胞性肺疾患診療ガイドライン
胸腔鏡下肺葉切除術・胸腔鏡下区域切除術
古賀 寛之
1
,
山高 篤行
1
Hiroyuki Koga
1
,
Atsuyuki Yamataka
1
1順天堂大学医学部小児外科・小児泌尿生殖器外科
pp.174-178
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000044
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はじめに
小児呼吸器外科疾患領域において代表的な疾患の一つに肺囊胞性疾患がある。肺囊胞性疾患に対する外科治療としては,開胸手術による病変部位を含んだ肺葉切除が一般的に行われている。しかし2000年に小児に対する胸腔鏡下肺葉切除が報告され1),いくつかの施設では行われるようになった。われわれも患児への低侵襲性に着目し,肺囊胞性疾患に対して胸腔鏡下手術を取り入れており,良好な成績を得ている2~4)。
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