特集 外来で役立つ知識:頭頸部・体幹・四肢の疾患
臍ヘルニア,白線ヘルニア
大塩 猛人
1
,
石川 正志
2
Takehito Oshio
1
,
Masashi Ishikawa
2
1四国中央病院小児外科
2四国中央病院外科
pp.48-51
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000012
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Ⅰ.臍ヘルニア
臍ヘルニアは小児の日常診療において,よく遭遇する疾患の一つである。臍ヘルニアは,臍脱後に臍が膨隆して臍輪を越えて,主として小腸の脱出を伴っている。おしめを交換する際に,また入浴時に,保育者は臍の膨隆をみる機会がある。そこで,保育者は臍の膨隆を心配してわれわれ医療機関を受診してくる。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.