特集 未来を育む:青少年を支えるスポーツ医学
総論
小児のスポーツに関する栄養指導―成長・発達を支える「食べる力」を育む
虎石 真弥
1
Mami Toraishi
1
1帝京大学スポーツ医科学センター
pp.22-26
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002825
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はじめに
成長期は,骨格・筋肉・神経・免疫など多くの生理機能が著しく発達する時期であり,この段階での生活習慣が将来の健康を大きく左右する1)。運動は発達の強力な刺激である一方,運動負荷によってエネルギーや栄養素の需要が増大し,摂取が十分でないと身体の発達に支障をきたす2)。今日のスポーツ現場では,競技開始年齢の低下や練習量の増加により,成長期の子どもが慢性的な栄養不足に陥り,疲労骨折,鉄欠乏性貧血,月経異常など,成人アスリートと同様の問題が小児世代にもみられるようになった。

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