特集 小児栄養UP to DATE
I.総論 成長・発達と栄養
位田 忍
1
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター 臨床検査科
キーワード:
思春期
,
小児栄養生理学的現象
,
小児の発達
,
身長
,
成長
,
やせ
,
青少年の肥満
Keyword:
Child Development
,
Body Height
,
Growth
,
Child Nutritional Physiological Phenomena
,
Puberty
,
Thinness
,
Pediatric Obesity
pp.851-856
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021246803
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●子どもと成人との違いは子どもが成長・発達、性成熟することであり、栄養はこの成長に強く影響する。●また栄養障害から発育障害を起こし、発達の遅れに至る可能性もある。ヒトの乳児の低栄養が、永続的な成長障害(脳DNAと頭囲の減少)と知能低下を招く。●子どもの成長とそれを規定する要素は様々ある。1)ICPモデル:栄養・成長ホルモン・性ホルモンの役割がある。2)栄養障害でGH/IGF-1系が変化し、IGF-Iは血清Rapid turnover proteins(RTP)の1つと考えられる。炭水化物の摂取量にIGFタンパクが関係する。3)生活リズムも成長に影響をあたえる。文部科学省が「早寝・早起き・朝ごはん」を推奨している。
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