特集 小児科医が診る神経発達症:小児科臨床と発達支援のクロスオーバー
総論
「あれ,発達は大丈夫?」―外来で神経発達症を疑う年齢ごとのポイント(乳幼児期から思春期まで)
原田 剛志
1
Tsuyoshi Harada
1
1パークサイドこころの発達クリニック
pp.1516-1520
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002783
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はじめに
神経発達症は最近とくに注目されているが,小児科や精神科に受診するのは必ずしも診断基準をすべて満たす「神経発達症」ばかりではない。診断基準を部分的にしか満たさない「診断閾下の自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder:ASD)」いわゆる「(ASD)グレーゾーン」であっても,診断基準を満たすASDと同様に感覚過敏や認知の偏りなど「自閉特性」による困りごとを抱えている。しかし,グレーゾーンの困りごとはなかなか自閉特性による行動や問題と理解されにくく,しばしば注意欠如多動症(attention-deficit/hyperactivity disorder:ADHD)による行動や問題と誤解されている。

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