Japanese
English
特集 ハイリスク児とリハビリテーション
乳幼児期の発達における睡眠
Early development of sleep and sleeping behaviors in infants
豊浦 麻記子
1
Makiko Toyoura
1
1兵庫県立リハビリテーション中央病院子どものリハビリテーション・睡眠・発達医療センター
1Department of Pediatrics, Hyogo Children's Rehabilitation, Sleep and Development Medical Research Center
キーワード:
睡眠
,
初期発達
,
乳幼児慢性不眠障害
,
神経発達症
Keyword:
睡眠
,
初期発達
,
乳幼児慢性不眠障害
,
神経発達症
pp.1053-1059
発行日 2020年11月10日
Published Date 2020/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202077
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はじめに
乳幼児期における睡眠は,単に脳を休ませるものではなく,発達途上の脳が成熟するために必要な神経生理学的活動である1).乳幼児の適切な睡眠を理解することは,子供の健康な心身の発達と家族の精神衛生をサポートするために非常に重要である.
本稿では総論として胎児期からの発達過程における睡眠の変化,さらに初期発達における睡眠の意義について,各論では臨床的な立場から,乳幼児の慢性不眠障害とハイリスク児(神経発達症)の睡眠障害について述べる.
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