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特集 小児臨床検査2024
Ⅻ.内分泌・代謝検査
7.ナトリウム利尿ペプチド―心房性ナトリウム利尿ペプチド,脳性ナトリウム利尿ペプチド,NT-proBNP
Natriuretic peptides-atrial natriuretic peptides, brain natriuretic peptide, NT-proBNP
浦島 崇
1
Takashi Urashima
1
1総合母子保健センター愛育病院小児科
キーワード:
ナトリウム利尿ペプチド
,
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)
,
脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)
,
NT-proBNP
,
心不全
Keyword:
ナトリウム利尿ペプチド
,
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)
,
脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)
,
NT-proBNP
,
心不全
pp.501-502
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001992
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1 検査の意義を適応
ナトリウム利尿ペプチドは1983年に発見され,その心保護作用と心不全のマーカーとしての有用性は広く周知されている。心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP),脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP),C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)に大別され,ANPは主に心房,BNPは心室から分泌される。CNPは血管内皮細胞,骨組織で分泌されることが知られているが,実臨床において測定が行われることはない。BNPは鋭敏な心不全マーカーとしての役割を確立しており,心不全の治療方針のみならず,肺高血圧,肺血栓塞栓症に対するバイオマーカーとしても有用である。
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