特集 地域医師会の新たな実践と展望
第一線医療における公衆衛生活動の実践
学校保健の推進—学校心臓検診について
藤原 弘
1
Hiroshi FUJIWARA
1
1岡山県医師会
pp.604-606
発行日 1989年9月15日
Published Date 1989/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208013
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
岡山県が学校心臓検診の近代化に踏み切ったのは昭和47年であるが,当初,県医師会と県教育委員会とでたびたび協議した結果,特別なモデル地区を設置して順次に拡充する方法によらないで,最初から,全県の小学・中学・高校生を対象にして同時に発足させる方針をまず決定した.その後15年以上を経過するが,この方針は現在に至るまで一貫して維持されており,県全体を対象にした心臓検診の近代化に大きく寄与したものと考えている.以下,検診と事後管理のシステム化のために取り組んだ主な事項について,年代を追って報告する.
①昭和47年,県下統一の学校心臓検診問診票を作成し,1枚で小学1年から中学3年まで使用できるように工夫した.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.