特集 これからの学校医~いろいろな子ども集団との連携
各論
先進的な取り組みの紹介 医療的ケア児を通常学級が受け入れる場合
窪田 満
1
KUBOTA Mitsuru
1
1国立成育医療研究センター総合診療部
pp.415-418
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001571
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
令和3(2021)年9月,「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(医療的ケア児支援法)1)が施行され,各自治体は,保育所,認定こども園,家庭的保育事業等,放課後児童健全育成事業,学校(幼稚園,小学校,中学校,義務教育学校,高等学校,中等教育学校および特別支援学校)での医療的ケア児の受け入れに向けて,支援体制を拡充する責務を負うことになった。具体的には,各自治体は,医療的ケア児が家族の付添いなしで希望する施設に通えるように,保健師,助産師,看護師,または喀痰の吸引などを行うことができる保育士や保育教諭,介護福祉士などの配置を行わなければならないとされた。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.