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特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅰ.総論
食事内容と内服薬の相互作用
Interaction between meal and oral medicine
中野 聡
1
Satoshi Nakano
1
1順天堂大学小児科
キーワード:
CYP3A4
,
P-gp
,
OATP2B1
,
グレープフルーツジュース
,
用法
Keyword:
CYP3A4
,
P-gp
,
OATP2B1
,
グレープフルーツジュース
,
用法
pp.45-50
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001180
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1 はじめに
内服薬には空腹時,食前,食中(食事と一緒),食後,食間(食後2時間後注1),就寝前(眠前)などのさまざまな用法が存在するが,多くの内服薬では食後内服が採用されている。これは食後内服がもっとも飲み忘れにくいという人間の生活パターンに基づいた理由からであり,必ずしも食後内服が薬の効果をもっとも発揮させるからではない。各内服薬の用法については医療品医薬品添付文書(添付文書)に必ず記載されている。また,より詳細な情報を入手したい場合には医薬品インタビューフォーム(IF)を参照するとよい。
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