Japanese
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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅲ.神経疾患
43.顔面神経麻痺
Facial nerve palsy
濵田 昌史
1
HAMADA Masashi
1
1東海大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.452-455
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000593
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1 基本病因,発症機序
顔面神経麻痺の発症頻度は10万人あたり20~30人とされるが,10歳以下に限ると同3人程度と少ない1)。図1に小児顔面神経麻痺のおもな原因を示す。先天性麻痺が加わり,Bell麻痺の割合が増加したことが成人のそれとの違いであるが2),小児においても顔面神経麻痺の原因や病態は成人と大差はないものと推察される。
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