特集 子ども虐待~命を救うために~
各論
診療所
井上 登生
1
INOUE Nario
1
1医療法人井上小児科医院
pp.1826-1831
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000454
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はじめに
診療所でできる発見は,予防接種,乳幼児健診(個別,集団),通常の診療,園医や学校医としての健診などの場で,子ども自身やその養育者,生活の場で子どもと接することの多い人との関係性において,小児科臨床医として「子どもが何か変!(not doing well)」と感じたときに,子ども虐待の可能性を鑑別診断の一つとして考えることに始まる1~4)。そのためには,子ども虐待を疑う徴候(サイン)や子ども虐待の要因にどのようなものがあるか知らなければならない3,4)。
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