特集 診療所に助産師を
実習の場としての診療所―診療所で実習を受け入れて,思うこと
川満 恵子
1
1かみや母と子のクリニック
pp.694-697
発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100378
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私の勤務するかみや母と子のクリニックは,名前のとおり産科・小児科の診療所です。ベッド数19床で,入院は産科のみ,小児科は外来診療だけです。2005(平成17)年の分娩は,総数672例,うち予定帝王切開40例(5.9%),緊急帝王切開16例(2.4%)でした。今年で開院10年目ですが,助産実習の受け入れは3年目から行なっています。
実習受け入れ状況
1999年から3年間,琉球大学医学部保健学科助産コースの分娩介助実習を受け入れました。これは,それまで実習していた大学病院,公立病院の分娩数が減少し,学生の分娩介助例数を確保できなくなったため,一時的な措置として診療所で実習することになったものでした。2002年からは,私立の総合病院での実習ができるようになり,分娩介助を含む実習はそちらへ移り,当クリニックでは,10例の分娩介助実習を終えた学生がそれぞれのテーマをもって臨む,1週間ずつの統合実習を受け入れています。
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