特集 外来でよく見る子どもの皮膚疾患―臨床写真で覚える!
蕁麻疹
接触蕁麻疹
秀 道広
1
HIDE Michihiro
1
1広島市民病院皮膚科
pp.1281-1284
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000320
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はじめに
接触蕁麻疹は,皮膚が特定の物質に接触することにより膨疹を生じる蕁麻疹である。皮膚への刺激が物質の種類よりも物質によりもたらされる物理的刺激によるものの場合はその物理的刺激の種類により病型が分けられる。蕁麻疹のなかではそれほど頻度は高くないが,皮膚バリアの薄い乳幼児では食物によるアレルギー性の蕁麻疹が接触皮膚炎として現れることもある。膨疹出現が原因物質の接触部位に留まるものと,非接触部位にまで広がるものがある。
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