舌の回り（動き）が悪く，言葉がはっきりしない。舌小帯を切ったほうがよい？

舌小帯とは

　舌小帯は，舌の裏側にある膜状または索状のひだのことで，舌の下面から口腔底や下顎歯肉の内側につながっている。新生児では成人よりも厚く短く，舌の先端まで付着していることが多いが，成長とともに舌が大きくなることで次第に長く扁平に引き伸ばされ，付着部位も舌の先端から徐々に後方に移動し，舌下部の中央部に後退すると考えられている^1）。