特集 気管支喘息のガイドラインを実臨床に生かす―こんなときどうする?
コラム
その喘息,本当に重症? 本当は重症? そしてその前に本当に喘息?
吉田 幸一
1
YOSHIDA Koichi
1
1東京都立小児総合医療センターアレルギー科
pp.812-813
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000173
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ガイドラインや吸入ステロイド薬の普及により夜間急性増悪で受診する小児は著減し,小児の喘息による死亡や入院例は大きく減少した。良好にコントロールされた状態を当然のことと認識して診療する今のスタイルはひと昔前の診療とは隔世の感があるが,患児・保護者と試行錯誤を行いながら長期管理の治療方針を決定する過程は,EBMに基づいたガイドラインが発刊されている今でも,以前と変わらず重要な診療の流れである。
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