緊急時の薬剤投与
重症喘息発作の対策
伊藤 和彦
1
1名大第1内科
pp.100-101
発行日 1975年1月10日
Published Date 1975/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205750
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気管支喘息は気管支が各種刺激によってその反応性が亢進し,しばしば気管支の分泌過多,粘液栓形成,浮腫を伴う気管支のれん縮発作である.喘鳴を伴う呼吸困難として表れる.大発作は呼吸困難と笛声喘鳴が著明で患者は起座し,動けずに前傾姿勢を呈し,しばしばチアノーゼ,時には意識消失さえ伴う.かかる大発作が突然表れた場合の対策は表のごときことに留意して行う.
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