特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅱ.新生児編
(5)入院中〔呼吸〕
132.緊張性気胸の診断の留意点
増本 健一
1
Kenichi Masumoto
1
1東邦大学医学部新生児学講座
キーワード:
緊張性気胸
,
透光試験
,
縦隔偏位
Keyword:
緊張性気胸
,
透光試験
,
縦隔偏位
pp.430-432
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002948
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緊張性気胸は,新生児期にみられるエアリーク症候群のなかでも,急速に致死的な循環不全をきたしうる重篤な病態である1)。特に早産児や人工呼吸管理下の児では,気胸の進行が急速であり,診断や対応の遅れが予後に影響する。新生児期の気胸は,新生児期以外にみられるような典型的な胸部X線像を呈しないことが多く,診断が遅れた結果,緊張性気胸に至って初めて認識されるケースもありうる2)。本稿では,緊張性気胸の診断における留意点について整理する。
緊張性気胸の定義と病態

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