Japanese
English
誌上シンポジウム 腰椎前方アプローチ—その光と影
腰椎前方アプローチの利点と術中重大合併症の経験
Anterior Lumbar Approach:Benefits and Severe Surgical Complications
小谷 俊明
1
,
佐久間 毅
1
,
中山 敬太
1
,
飯島 靖
1
,
南 昌平
1
Toshiaki KOTANI
1
,
Tsuyoshi SAKUMA
1
,
Keita NAKAYAMA
1
,
Yasushi IIJIMA
1
,
Shohei MINAMI
1
1聖隷佐倉市民病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Seirei Sakura Citizen Hospital
キーワード:
前方アプローチ
,
anterior approach
,
合併症
,
complication
,
緊張性気胸
,
tension pneumothorax
Keyword:
前方アプローチ
,
anterior approach
,
合併症
,
complication
,
緊張性気胸
,
tension pneumothorax
pp.1143-1148
発行日 2019年11月25日
Published Date 2019/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201512
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近年,腰椎前方手術に関する技術は急速に進歩しており,十分に理解したうえで行うと低侵襲で,従来の後方のみの手術では成し遂げられなかったような良好な結果が得られる.これらの利点により,本手術は急速に普及し手術数が増加している.一方,脊椎外科医がこれまで扱うことが少なかった部位の手術であり,思わぬ合併症を引き起こしたときに適切な処置を行わないと,重大な結果をもたらすことがある.そのため,本アプローチ特有の合併症の経過や対策を知ることも重要である.本稿では,筆者らが経験した腰椎前方手術の光と影を述べた.
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