特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(5)妊娠中・後期〔合併症妊娠〕
35.痛み止めの飲み薬や湿布薬を安易に処方するな
荒田 尚子
1
Naoko Arata
1
1国立成育医療研究センター女性総合診療センター女性内科
キーワード:
アセトアミノフェン
,
NSAIDs
,
湿布薬
Keyword:
アセトアミノフェン
,
NSAIDs
,
湿布薬
pp.116-118
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002850
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はじめに
妊娠中には頭痛,腰痛,骨盤帯痛,関節痛などがしばしばみられる。しかし,「妊婦には薬を使わない」と痛みを放置することも,「いつもの鎮痛薬」を妊娠週数や成分を確認せずに処方することも適切ではない。重要なのは,疼痛の原因を評価し,妊娠時期,薬剤の作用機序,剤形,用量,投与期間を踏まえて選択することである。特に,非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs)を含む湿布薬を「外用だから安全」と考えてはならない。

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