特集 合併症妊娠の包括的周産期ケア2026
各論
精神疾患合併妊娠における新生児ケア―向精神薬曝露児の出生直後の評価とフォローアップ―
小谷野 耕佑
1
,
森本 絢
1
KOYANO Kosuke
1
,
MORIMOTO Aya
1
1香川大学小児科
pp.754-759
発行日 2026年7月10日
Published Date 2026/7/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002766
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はじめに
うつ病,不安症,双極性障害,統合失調症などの精神疾患を有する女性が,向精神薬による治療を継続しながら妊娠・出産に至る機会は少なくない。周産期は精神症状の増悪や再発をきたしやすい時期であり,母体の精神状態を安定して維持することは,妊娠継続,分娩,産後の育児環境のいずれにおいても重要である。したがって,精神疾患合併妊娠における新生児管理では,薬剤曝露による出生後症状に備えるだけでなく,母体治療の継続と安定した養育環境の確保を支える視点が求められる。

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