特集 周産期感染症2026
新生児からみた周産期感染症
2.臨床編―各論 病原体からみた新生児感染症
98.先天性トキソプラズマ感染症
森岡 一朗
1
Ichiro Morioka
1
1日本大学医学部小児科学系小児科学分野
キーワード:
妊婦抗体スクリーニング
,
トキソプラズマ
,
IgG avidity
,
スピラマイシン
,
先天性トキソプラズマ症
,
フォローアップ
Keyword:
妊婦抗体スクリーニング
,
トキソプラズマ
,
IgG avidity
,
スピラマイシン
,
先天性トキソプラズマ症
,
フォローアップ
pp.442-447
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002514
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はじめに
トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)は,アピコンプレックス門に属する単細胞の細胞内寄生原虫であり,ネコ科動物を終宿主とする。一方で,ヒトを含む200種以上の恒温動物が中間宿主となりうる。病原体としては,栄養型,シスト,オーシストの3つの型が知られている。感染経路には,加熱不十分な食肉に含まれるシストや,ネコの糞便に由来するオーシストが手指や洗浄不十分な野菜・果物を介して経口的に取り込まれるなどが挙げられる1)。

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