特集 NICU卒業生の予後と診療のポイント
先天性感染症 トキソプラズマ
菅 秀太郎
1
,
藤岡 一路
1神戸大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター小児科
キーワード:
PCR法
,
Pyrimethamine
,
Sulfadiazine
,
Toxoplasma
,
トキソプラズマ症-先天性
,
感度と特異度
,
原虫抗体
,
発生率
,
原虫DNA
Keyword:
Antibodies, Protozoan
,
Toxoplasma
,
Toxoplasmosis, Congenital
,
Pyrimethamine
,
Sensitivity and Specificity
,
DNA, Protozoan
,
Incidence
,
Polymerase Chain Reaction
,
Sulfadiazine
pp.1235-1238
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020360840
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●先天性トキソプラズマ症は一見異常がないようにみえる児においても、妊娠経過より感染が疑われるケースにおいては十分な精査が必要。●症候性先天性トキソプラズマ症に対しては、重度の神経学的・眼科的合併症の予防目的で速やかに治療が必要である。ただし、治療薬の入手方法が特殊なため注意が必要。●出生時に診断が確定しなかった症例については、出生時に異常がなくとも、生後12ヵ月までフォローアップが必要。
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