特集 ローリスク妊婦ローリスク新生児のケア2025
退院後の新生児のケア
2か月健診のポイント
滝 敦子
1
,
岡林 優喜子
2,3
TAKI Atsuko
1
,
OKABAYASHI Yukiko
2,3
1荒木記念東京リバーサイド病院新生児科
2荒木記念東京リバーサイド病院看護部
3東京科学大学病院看護部
pp.122-127
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002006
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はじめに
乳幼児健診の目的は,疾病やその予備群を把握し適切な医療介入を行うこと,児をとりまく状況を確認し育児支援につなげることであり,健診の多くは両者を兼ねて行えるkey monthに設定される。生後2か月はいわゆるkey monthではなく,1か月健診で異常がないと判断された場合に2か月健診で新たな疾患がみつかることは少ない。しかし,育児支援において生後2か月はきわめて重要であることから,令和5年(2023年)の母子健康手帳改正時に「保護者の記録2か月頃欄及び2か月児健康診査記録欄」が新設され,2か月健診を行う施設が増えてきている。
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