特集 周産期の画像診断 第3版
新生児編 Ⅱ.X線診断 B.造影X線診断
食道造影・上部消化管造影
小梛 地洋
1
,
髙橋 正貴
1
,
松田 理奈
1
ONAGI Chihiro
1
,
TAKAHASHI Masataka
1
,
MATSUDA Rina
1
1東邦大学医療センター大森病院
キーワード:
上部消化管造影
,
胃食道逆流症
,
胃軸捻転
,
腸回転異常症
,
十二指腸閉鎖症
Keyword:
上部消化管造影
,
胃食道逆流症
,
胃軸捻転
,
腸回転異常症
,
十二指腸閉鎖症
pp.407-409
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001887
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はじめに
新生児の上部消化管造影は,嘔吐(や肺炎)の精査,消化管狭窄や走行異常の診断,およびその治療効果の判定などが主な目的で行われる。造影剤の逆流や停滞などの機能障害や消化管の形態異常をチェックすることで評価する。検査時は,誤嚥による呼吸状態の悪化や低体温に注意して迅速に行う必要があり,当院では新生児科医の立会いの下,小児外科医が検査を施行している。本稿では当院で施行している造影方法と,経験症例を紹介する。
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