特集 周産期の画像診断 第3版
母体・胎児編 Ⅲ.CT・MRI診断 B.胎児
CTによる胎児診断
小澤 克典
1
OZAWA Katsusuke
1
1国立成育医療研究センター胎児診療科
キーワード:
骨系統疾患
,
胎児CT
,
CTDIvol
Keyword:
骨系統疾患
,
胎児CT
,
CTDIvol
pp.277-279
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001859
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胎児診断にCTを用いるとき
胎児診断は通常超音波診断装置を用いる。超音波診断装置は簡便で,何度も実施できる利点がある。しかし超音波診断装置は骨の形態診断には不向きである。超音波は骨をほとんど通過せず,骨の表面の描出しかできないためである。骨の長さや表面の形態を評価し,短縮や変形などを認めた場合に骨系統疾患を疑い,胎児CTの適応となる。
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