特集 周産期の画像診断 第3版
母体・胎児編 Ⅰ.超音波診断 A.妊娠初期
卵巣腫瘍
吉田 幸洋
1
YOSHIDA Koyo
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院産婦人科
キーワード:
卵巣囊腫
,
エコーパターン分類
,
ルテイン囊胞
,
成熟囊胞性奇形腫
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
卵巣囊腫
,
エコーパターン分類
,
ルテイン囊胞
,
成熟囊胞性奇形腫
,
腹腔鏡下手術
pp.72-76
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001819
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はじめに
現在,わが国における産科医療の現場では,妊娠初期の診察において超音波経腟走査法(以下,経腟超音波)がルーチンに用いられていることから,妊娠の診断の際に,それまで無症状であった卵巣囊腫が偶然発見される場合がしばしばある。その理由は,もともとあった卵巣囊腫が,妊娠を契機とした産婦人科受診によって初めて発見されたという場合と,妊娠を原因として卵巣が機能的に腫大したことによる場合が考えられる。
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