特集 知って得する胎児・新生児の心疾患2024
応用編
胎児心臓精査(レベルⅡ)
稲村 昇
1
INAMURA Noboru
1
1近畿大学医学部小児科学教室
pp.947-953
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001639
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
胎児心エコーガイドラインでは先天性心疾患(CHD)の胎児診断はレベルⅠ(スクリーニング)とレベルⅡ(精査)に分かれる。両者ともに観察範囲に違いがあるものの,左右の確認,腹部断面,四腔断面,左右流出路,three-vessel view,three-vessel trachea view,大動脈弓と基本断面を順次描出し,スクリーニングや確定診断を行う。本稿ではレベルⅡ(精査)について解説する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.