特集 これでわかる新生児呼吸管理2024
呼吸管理中のモニタリング
呼気終末炭酸ガス濃度(end-tidal CO2:EtCO2)
松本 弘
1
MATSUMOTO Hiroshi
1
1国保旭中央病院新生児科
pp.768-772
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001594
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呼気終末炭酸ガス濃度(end-tidal CO2:EtCO2)を計測するカプノグラフは,元々は主に麻酔科領域1)で発達してきたモニターである。しかし,近年では成人および小児の心肺蘇生および集中治療領域での呼吸管理においても,その有効性が評価され2),新しいデバイスの登場もあって,さらにその利便性は拡大している。新生児領域でも徐々に使用頻度が増えつつあるが,カフなしで細径の気管チューブが使用されることが多い新生児の呼吸管理では,その利用に際しては注意が必要3)である。新生児領域外も含めたカプノグラフの利用について,新生児領域で使用する際の注意点を交えて述べる。
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