技術講座 生理
呼気ガス分析
鈴木 政登
1
1慈恵医大病院中検
pp.922-925
発行日 1977年12月1日
Published Date 1977/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201520
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呼気ガス分析は基礎代謝,エネルギー代謝,肺機能検査及び麻酔下手術中,人工呼吸装置使用中のモニターとして行われるなど基礎・臨床医学,産業医学,スポーツ医学分野など用途は広範である.
一般にガス体の分析方法には熱伝導度法,赤外分析法,磁気分析法など電気的に分析する方法と容量分析法とがある.電気的分析器にはベックマン製や三栄測器製があり,容量分析器としては労研式ガス分析器及びショランダー式微量ガス分析器が普及している.いずれも長短を有し用途に応じ選択されるべきである.本文では電気的分折法として三栄測器製呼気ガス連続分析装置,容量分析法については労研式大型ガス分析器及びショランダー式微量ガス分析装置について,その特徴,使用法,使用上の留意点などについて述べる.
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