特集 新型コロナウイルス感染症と周産期医療
各論
産科医療への影響 母体ワクチンの母体・胎児・新生児への効果
倉澤 健太郎
1
KURASAWA Kentaro
1
1横浜市立大学附属病院産婦人科/周産期医療センター
pp.1459-1463
発行日 2023年10月10日
Published Date 2023/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001121
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はじめに
2020年1月にわが国で最初の新型コロナウイルス感染症が確認されてから,3年が経過した。当初は手探りであった感染対策も,多くのことが明らかとなり,対峙するための武器(標準防御,ワクチン,治療薬)もそれなりに発達してきた。もちろん,ウイルス自体も変異を繰り返しているので,これからも対応を変えていく必要がある。そしてわが国では,2023年5月に感染症法上の類型変更により,経済の停滞を避けるべく大きく舵を切ることとなり,社会活動がにわかに活気づいてきた。
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