特集 妊産婦死亡の現状と削減に向けた対策
総論
妊産婦死亡におけるコロナ禍での感染症の動向
新垣 達也
1
,
関沢 明彦
1
ARAKAKI Tatsuya
1
,
SEKIZAWA Akihiko
1
1昭和大学医学部産婦人科学講座
pp.294-296
発行日 2023年3月10日
Published Date 2023/3/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000804
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はじめに
2019年12月に世界で初めての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が報告されて以降,感染は急速に世界中に拡大した。わが国でも,2020年1月に初の患者が報告され,いまだにコロナ禍の体制を余儀なくされており,COVID-19が周産期医療を含めた社会に与えたインパクトはきわめて大きい。そのようななかで,コロナ禍での妊産婦死亡における感染症として,妊産婦事業報告事業への報告に基づいた劇症型A群溶連菌(GAS)感染症とCOVID-19の動向を報告する。
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