特集 少産時代に対応する「働き方改革」と医療施設
総論
新生児医療体制と新生児担当医の勤務状況の現状と今後
高橋 尚人
1
TAKAHASHI Naoto
1
1東京大学医学部附属病院小児・新生児集中治療部
pp.151-158
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000773
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
新生児医療は集中治療および救急医療として発展してきたため,昼夜を問わない過酷な医療現場となってきた。しかし不安定で非効率な体制では長続きしないことが理解され,地域化や集約化が進んだ。一方,2000年前後には,多胎の妊娠・出産によるNICU病床の不足もあり,新生児科医師の勤務状況の改善は進まなかった。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.