特集 Controversies in perinatology 2023 産科編
双胎第二子が非頭位―帝王切開
西澤 美紀
1
,
木戸 浩一郎
1
,
中川 一平
1
,
紀平 力
1
,
笹森 幸文
1
,
梁 栄治
1
,
長阪 一憲
1
NISHIZAWA Miki
1
,
KIDO Koichiro
1
,
NAKAGAWA Ippei
1
,
KIHIRA Chikara
1
,
SASAMORI Yukifumi
1
,
RYO Eiji
1
,
NAGASAKA Kazunori
1
1帝京大学医学部附属病院産婦人科
pp.1701-1702
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000714
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はじめに
双胎妊娠の分娩様式について定説はなく,教科書的には,両児が頭位であれば経腟分娩,第一子が頭位で第二子が骨盤位であれば単胎の骨盤位分娩に準じ,第一子が非頭位であれば選択的帝王切開とされている1)。直近の診療ガイドラインでも「わが国の臨床現場では,分娩開始前の胎位が両児とも頭位(頭位・頭位)の場合には,経腟分娩を行う施設が多い」と記載されており,それ以外の場合は各分娩施設の体制によって選択されているのが実情である2)。
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