特集 見て,聞いて,触って,五感で診る新生児の異常とその対応
目の異常―瞳孔・角膜・結膜
大久保 俊之
1
OKUBO Toshiyuki
1
1立川相互病院眼科
pp.1345-1348
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000346
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はじめに
人間にとって,生後12週ごろまでは視機能発達にきわめて重要な時期である。この時期に外界からの光刺激が十分に網膜に到達しないと生涯弱視になってしまう危険性があるため,その原因となるような種々の眼疾患は極力早期に発見する必要がある。新生児の瞳孔,角膜,結膜の疾患の原因は,先天異常と出産時の外傷,感染症に大別される。
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