特集 Late preterm・Early termを展望する
各論
新生児編 Late preterm児の退院時育児指導のポイント
清宮 綾子
1
,
森岡 一朗
1
SEIMIYA Ayako
1
,
MORIOKA Ichiro
1
1日本大学医学部小児科学系小児科学分野
pp.587-590
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000134
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はじめに
在胎34週0日~36週6日に出生した早産児がlate preterm児であり,在胎週数や出生体重にはある程度の幅がある。NICU・GCUに入院や搬送されることもあれば,産科病棟の新生児室や産科施設から退院することもあり,退院までの期間や経過は児によって異なる。退院の基準も施設ごとに異なると考えられ,児の状況や養育環境に応じて,退院時の育児指導を行う必要がある。late preterm児や低出生体重児の家族が退院直後に感じる困難感や不安感(表)1)に寄り添えるよう,指導の留意点や予防接種について述べる。
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