特集 母体救急医療・母体救命の進歩
総論
母体救急発症時の対応 助産師
石川 紀子
1
ISHIKAWA Noriko
1
1総合母子保健センター愛育病院看護部
pp.151-154
発行日 2022年2月10日
Published Date 2022/2/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000034
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はじめに
正常な分娩経過をたどっていても,状態が急変しショックに陥る症例を経験することはまれではない。急変はリスクに関係なく起こりうる。急変を予測する,あるいは最初に気づくのは,妊産婦の側にいる助産師であることが多いはずである。助産師は,急変を感知する助産診断能力と,妊産婦に特化した蘇生法,急変に対応できるスキルを身につけることが必須である。
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