特集 家族・介護者の“患者とのつきあい方”のコツ―患者の家族・介護者に教える知識と経験―
【疾患・障害別のつきあい方のコツ】
小児難聴
中澤 操
1,2
Misao Nakazawa
1,2
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター耳鼻咽喉科
2明和会中通総合病院耳鼻咽喉科
キーワード:
医師の学び
,
患者と家族の学び
,
encourage(勇気づける)
Keyword:
医師の学び
,
患者と家族の学び
,
encourage(勇気づける)
pp.485-488
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002108
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はじめに
遥か銀河系の彼方と思われるような大昔の1984年,筆者は都内北部の私立大学病院で一般耳鼻咽喉科研修に加えて小児難聴の研修を始めた。当時言語聴覚士6名を有する耳鼻咽喉科には日本全国から診断を求めて難聴児とその保護者が集まってきていた。条件詮索反応聴力検査(COR),遊戯聴力検査,聴性脳幹反応(ABR)などの診断機器がやっと世の中に出回り始めた頃で,これらの機器一式とそれを使える人材が確保されている病院は,日本広しといえども数えるほどしかなかったからである。

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