特集 耳鼻咽喉科領域における患者支援機器
【患者支援機器の現状と未来】
アクセシビリティ機器の現状と将来像
髙尾 洋之
1,2
Hiroyuki Takao
1,2
1東京慈恵会医科大学先端医療情報技術研究部
2東京慈恵会医科大学脳神経外科学講座
キーワード:
アクセシビリティ
,
スマートフォン
,
タブレット
Keyword:
アクセシビリティ
,
スマートフォン
,
タブレット
pp.354-357
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002063
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はじめに
近年,ICTの進展により,一部のデジタルサービス,スマートフォンやタブレット端末(iOS/Androidデバイス)が,視覚・聴覚・発声障害者向けの生活支援機能,いわゆるアクセシビリティ機能を提供するようになった。これらには,音声認識によるライブ字幕(Live Caption, Live Transcribe),音声拡張・音源定位機能,テキスト読み上げ(Text-to-Speech:TTS),振動や光による通知などが含まれ,従来の補聴器や人工喉頭などの支援機器とは異なる形で日常生活を補助することができる1,2)。本稿では,耳鼻咽喉科領域の患者に対して,ICTを活用したアクセシビリティ機能がどのように有用であるかを論じ,従来の支援機器との比較,臨床・生活上のメリット,課題について考察する。

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