特集 ここまでわかった 嗅覚・味覚とその障害
【嗅覚障害とそのマネージメント】
嗅覚障害診療ガイドライン
都築 建三
1
Kenzo Tsuzuki
1
1兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
嗅覚障害
,
嗅覚障害診療ガイドライン
,
生物学的製剤
,
嗅覚刺激療法
,
Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020
Keyword:
嗅覚障害
,
嗅覚障害診療ガイドライン
,
生物学的製剤
,
嗅覚刺激療法
,
Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020
pp.38-42
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001951
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ガイドライン発刊の経緯
「嗅覚障害診療ガイドライン」は日本鼻科学会から第1版1)が2017年に発刊された。この作成開始から発刊に至るまで約5年を要した。第1版では,嗅覚障害の定義・分類・疫学・診断の概説と治療に関する8つクリニカルクエスチョン(clinical question:CQ)に対するエビデンスが述べられている。これにより,日本の嗅覚障害の診療が標準化されてきた。このガイドラインは英文として海外にも発信された2)。その後,好酸球性鼻副鼻腔炎(eosinophilic chronic rhinosinusitis:ECRS)患者の増加,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の出現などと,嗅覚障害に対する治療では生物学的製剤や嗅覚刺激療法の有効性が示されてきた。これらを取り入れた新たなガイドラインの作成に取り掛かり,2025年に第2版3)が発刊された。

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