特集 検査結果・検査報告書をどう読むか―感染症・生理機能検査編
生理機能検査の結果を読む―治療効果の評価
嗅覚・味覚障害の治療効果を判定する
伏見 勝哉
1
,
都築 建三
1
Katsuya Fushimi
1
,
Kenzo Tsuzuki
1
1兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
嗅覚障害
,
味覚障害
,
風味障害
Keyword:
嗅覚障害
,
味覚障害
,
風味障害
pp.433-437
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000107
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はじめに
新型コロナウイルス(SARS-CoV2)感染症であるCOVID-19の社会問題は,嗅覚・味覚障害の関心とその診療の重要性を高めている1)。嗅覚障害は嗅覚障害診療ガイドライン(日本鼻科学会)が発刊され2,3),エビデンスに基づいたスタンダードな診療(evidenced-based medicine)を確立された。味覚障害は「味覚障害診療の手引き」が発刊されており4),「味覚障害診療ガイドライン」も作成委員会に入っている(日本口腔・咽頭科学会)。
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