特集 デジタル時代の最新テクノロジーの医療応用
【耳鼻咽喉科・頭頸部外科とAI】
嚥下内視鏡検査AI診断補助システム
今泉 光雅
1
Mitsuyoshi Imaizumi
1
1福島県立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
人工知能(AI)
,
嚥下内視鏡検査
,
AI診断補助
,
嚥下障害
Keyword:
人工知能(AI)
,
嚥下内視鏡検査
,
AI診断補助
,
嚥下障害
pp.1608-1610
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001922
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はじめに
嚥下内視鏡検査は,嚥下障害の治療方針を決定する上で重要な役割を果たす。病院やクリニックでの診療のみならず,在宅や高齢者施設でも実施可能な優れた検査であるが,瞬間的な動作である嚥下の病態を適切に評価するためには,知識と経験が必要である。そのため,診療能力が十分ではない非専門医が,適切に嚥下内視鏡評価をするためには,何かしらの方法で評価の補助をする必要がある。近年,CT画像や病理評価における人工知能(artificial intelligence:AI)を用いた補助診断システムの有用性が報告されている。嚥下内視鏡検査AI診断補助システムの有用性や今後の展望について解説する。

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