特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の手術手技トレーニング
神戸大学臨床解剖セミナー
藤田 岳
1
,
井之口 豪
1,2
Takeshi Fujita
1
,
Go Inokuchi
1,2
1神戸大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科頭頸部外科
2加古川中央市民病院耳鼻咽喉科
キーワード:
手術手技トレーニング
,
cadaver surgical training(CST)
,
解剖実習
,
人工内耳
,
ESS
,
機器開発
Keyword:
手術手技トレーニング
,
cadaver surgical training(CST)
,
解剖実習
,
人工内耳
,
ESS
,
機器開発
pp.333-336
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001513
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はじめに
神戸大学では厚生労働省2018年度実践的手術手技向上研修実施機関設備整備事業の採択などを経て,2019年4月に本トレーニングの実施機関として神戸大学医学部附属臨床解剖トレーニングセンター(KCATC)が開設された。13の臨床系分野と肉眼解剖学担当分野で構成され,大学が定めた内規に従い,運営委員会とカダバーサージカルトレーニング(CST)実施委員会を組織して管理・運営を行っている(図1)。死体解剖保存法,献体法および「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」1)に示される実施条件ならびに留意事項を遵守して,医学部解剖実習室で実習を行っている。
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